「採用なら連絡します」に慣れてしまった頃

転職活動を何度か繰り返していると、
面接の空気でなんとなく分かる時がある。

面接官の反応。
質問の少なさ。
最後の微妙な間。

そして出てくる、

「採用ならご連絡します」

最初の頃は、その言葉を真に受けて待っていた。
電話が鳴るたび気になったし、数日は落ち着かなかった。

でも、何度か経験すると分かってくる。

「あぁ、これはたぶん終わりだな」

ある時なんて、
「採用なら連絡します」と言われた瞬間、

「あぁ、ありがとうございました」

と、その場で帰る準備をしていた。

もちろん表向きは普通に挨拶して帰る。
でも心の中では、もう結果を察している。

慣れるのは良いことなのか悪いことなのか分からない。
ただ、期待しすぎなくなる分、少しだけ気持ちは楽になる。

それでも、たまに予想外に電話が来ることもある。

だから結局、完全には慣れきれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA